手の痺れ 強い痺れと痛み

[手根管症候群 正中神経麻痺]

手の痺れに悩まされ来る方 多いですね。

あっ!野木整骨院 院長の沼部です。

 

手の痺れ 色々ありますよね。

上腕から指先まで痺れたり 前腕から指先の痺れだったり

指先だけだったりと。。

 

痺れ・痛みの強さも千差万別 夜も眠れない症状 手の置き場がない方も居ます。

 

痺れ = 神経症状と考えがちだけど 後縦靭帯骨化症のように神経が強く圧排されると巧緻障害(こうちしょうがい)と言う運動機能的な障害がでます。

なので、痺れは一次的な神経障害の介在ではなく二次的な神経障害の介在によって発症するのではないか?と私は考えています。

 

整形外科勤務時代 夜も眠れない 手の置き場がない強い痛みの手根管症候群の方大勢来ました。

オペが必要な方 経過観察の方 本当に様々です。

ひどくなると筋肉の低下や指の変形がみられる方も居ます。

 

指の痺れをすべて思考や精神的とナンセンスな見解をされる治療家も居ます(笑)

どこそこの痺れは ヘルニアです!脊椎管狭窄症です!!本当に失笑を通り越して憤慨してしまいます。 

原因は腫瘍であったり 近位部の筋の緊張の血流障害や血栓だったり 誘因が特定できなかったり本当に様々です。

 

精神的介在を否定するわけではありません。 

65歳の独居の女性の可愛がっていた猫二匹が急に亡くなり 翌日から両手に強い痺れと痛みが発症し泣きながら受診されていました。

精神的な介在が起因になり その場合両手に強い痛みと痺れがでる方が多いと論文で読んだこともあります。

 

整形外科では 手根管症候群の強い痛みには XP・MRI・筋電計などで検査し ステロイド・投薬・手関節の固定による経過観察が主軸となり 経過思わしくない場合 オペも検討されます。

 

しかし、長年現場で見てきましたが 痺れイコールでオペを選択された方は決して良好とは言えませんでした。

オペをしなければならない容態も当然あり オペを否定しているわけではありません。

 

手根管症候群特有の痺れや痛みではありませんが 前に投稿した 

鑑別と評価の大切さ 手の痺れhttp://nogi-nogi.com/?p=4981 の方は 

軽度の巧緻障害が観察できたので当然ですね。

 

では、手根管症候群の鑑別は?となりますよね。

各治療家の先生は 画像検査等できませんので、

動画のような整形外科的検査が陽性になりますので目安にしてください。

一般の方は 陽性だからイコールオペではありません。ので一般の方でオペを選択される方も不安がらないでください。日に日に手術は高度進歩していますので オペを選択された方は執刀医を信頼ください。

各治療家の先生方も 拇指対立内転筋の衰え 筋力の低下等を観察し経過が思わしくない場合

整形外科医に廻してください。

 

危険兆候は、

1、巧緻障害 運動機能障害 

2、頭痛を発症したもの

3、拇指対立内転筋 筋力の低下

 

一口に痺れと言っても 様々ですよね。

軽い痺れ高からと言って安心せず 医療過誤からの医療訴訟に巻き込まれないよう注意していきましょう。

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