野木整骨院 院長の沼部です。
寒い日が続きますね。朝 布団から出るのが本当に億劫です(笑)
先日 お世話になった前に勤めていた理事長ドクターに
『整骨院 鍼灸院 整体院 過剰過ぎる位増えたね。患者さんの取り合いで 危険兆候を見失う事がないよう指導してやってくれ❗』
と、お叱りを受けました。
各施術所経由で 手遅れの症例もあるんだろうね。
なので おこがましいですがただの健康ブログに留まらず 若き先生方のヒントになればと
【私なら 今回のこの様な症状には
この様に鑑別してこう施術ますよ!!】
との ブログにしようと書いています。
小山市 古河市 野木町の小学中学高校生の運動選手が 足首・膝・股関節を痛めた方や高齢者の方も良く来ます。
今回の症例は 福島県から来られた83歳のおじいちゃんの股関節の痛み。
右の股関節前面の疼痛を訴え 娘さんに介助され跛行状態。
荷重痛が強く 夜股関節を完全伸展位に出来ない。
初診時 痛みが強くベッドでうつ伏せで股関節の伸展位がとれない。
5分の術後 股関節の伸展位が可能。
このおじいちゃんの股関節の痛みへのアプローチをしなければならないのは 腸腰筋と前脛骨筋。
右腸腰筋が過度に緊張状態だったので 右腸腰筋をリリース。
しかし、荷重痛は残存。
荷重した時に負荷のかかる右前脛骨筋のリリースを施し
荷重痛は軽減しました。
その後 股関節に残存する荷重痛と違和感が残るので
1、右第2楔状骨を後内方45度 内顆方向にスラスト。
2、両距骨を右後方15度の方向にスラスト。
股関節の疼痛は完全に消失し介助なく帰りました。
先日の 左の股関節前面の痛みの学生さんと股関節場は同じでも 疼痛発生の様態と状態には違いがあり、当然施術する箇所違いますよね。
発生機序はあるのか?(原因) どの様な状態で痛みが一番つらいのか?発生するのか?
各先生方が言われるように大切ですね。
危険兆候は?
1、65歳以上の1ヶ月以上続く痛み
2、癌の既往歴
3、夜間痛 安静時痛
4.微熱・発熱
5、赤色熱感
等が観察出来たら 経過をよく観察して整形外科に検査依頼をしてくださいね。
治療に ルーチンなどありません。
様々な手技があり この手法が一番 この手技だけで全て良くなります!
よく広告で見かけます(笑)
それなりに結果は出せるのだろうけど ひとつの手技で全ての症例に満足のいく結果が出せるのならこんな楽なことはありませんね(笑)
様々な手技を様々な症例に当てはめ 手技の検証をしても面白いけど
他人の足を引っ張るのもなんだかねぇーーー(笑)
とにかく セミナー等に出たり学ぶべきことは学んで 患者さんに還元していきましょう!!?