鑑別と評価の大切さ 手の痺れ

何でもかんでも 五十肩・慢性腰痛・ヘルニア・狭窄症(笑)

勘に頼る施術していませんか?虫の知らせで 鑑別をおろそかにしていませんか?
確かに経験は大切ですが 経験した症例で語れない症例もありますよ。

見落とした赤旗兆候
医者が憤慨する治療家による過誤事例 少なくありません。

笑い事ではないねヽ(`Д´)ノ

40代の男性が 右手手掌部が痺れると来院。
前医 XP・MRIで頚部狭窄による症状との診断。
2カ月たっても 痺れが変わらず来院。

所見をとり 前医の診断の元 施術。

10日たっても 評価変わらず。
経過観察で危険兆候が観察できたので

「明日にでも 私が指摘した症状をドクターに言って診察を受けてください。ドクターならその言った主訴で適正な検査をするはずですから。」

脳腫瘍でした。救われたのは 良性であったこと。

一歩間違えば 医療過誤からの医療裁判。

通常 脳腫瘍で一番多いのが起きたとき(起床したとき)の頭痛です。頭蓋骨の中の圧力は1日を通して常に一定ではなく、夜間、睡眠中に高くなる傾向があります。頭蓋内圧が高まると頭痛がしますが、2時間から3時間もすると治るケースが多いです。
早朝頭痛という呼び方をする人もいますが、これは頭蓋内圧亢進症状といって、頭の中に出来た腫瘍によって神経が圧迫されることで生じる症状です。初期症状として患者さん全体の約20%、進行してくると約70%の人が頭痛を感じるようになります。

しかし この方は頭痛の症状は 早期だった為かありませんでした。

必ずしも教科書通りの所見とは限りません。

鑑別と評価を怠ってはいけませんね。
危険信号を見落として施術していませんか?

やはり若い治療家の為の勉強会は 鑑別と評価からの手技だな!!

画像はこちらからお借りしました。
澤村先生のblogです。
脳腫瘍について詳しく知りたい方はクリック?
http://www.naochann.com/684.html

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