認知症1 超高齢化社会

認知症は、現在700万人 2025年には1,400万人にもなると言われている。
現代日本を象徴する疾病とも言えますね。

認知症にはなりたくない!と、誰もが思いますよね。
『家族や周りに迷惑は掛けられない。』
『可笑しな行動 言動で家族や周りから卑下されたくない。』
口をそろえて皆さんおっしゃいます。

でも、大丈夫!!
認知症になれば 本人は全く自覚もなければ覚えていないから!!
認知症が嫌だ!嫌だ!と思うのは健康体である今だけです!
認知症になったら 恥も外聞もなくなりますから(笑)

 

冗談は抜きにしても 私も 寝たきり・認知症にはなりたくありません。
じゃ― どうしたら良いの??

もしなった場合
認知症の薬があるかって??

残念ながらありません。
認知症の進行を抑える薬を飲まれる高齢者もいますが 殆ど効果はありません。

専門的に言うと、私たちの脳は神経伝達物質を介して記憶・学習を行なっているのですが、アルツハイマー型認知症では神経伝達物質の1つであるアセチルコリンが脳内において減少していることが知られています。神経細胞から放出されたアセチルコリンが受容体に結合することで、情報の通り道が開き情報伝達が行われます。役目を終えたアセチルコリンは酵素により分解され神経伝達が終了します。

脳内のアセチルコリンを分解する酵素にはアセチルコリンエステラーゼ(AchE)とブチルコリンエステラーゼ(BchE)の2種類があります。リバスチグミンはアセチルコリンエステラーゼ(AchE)を阻害する作用だけでなく、ブチルコリンエステラーゼ(BchE)も阻害するという特徴があります。

作用する部位が違うので他のアセチルコリンエステラーゼ(AchE)阻害薬で効果が見られない場合や副作用が強く使用できない場合に切り替えて使用されることがあります。

『ただし、ブチルコリンエステラーゼ(BchE)の脳内での役割や認知症との関連性についてはまだよく分かっていません。』

そうなんです。よく分かっていないんです。
脳内作用は 現段階では複雑で分からないんです。

酸化した古い油が良くないとか 睡眠導入剤や向精神薬を服用すると 認知症になると言われる医者・知識者もいますが本当でしょうか??

脳に良質の油は必須ですし ベンゾ系の脳機能のメカニズムを壊す睡眠導入剤 向精神薬は危険性を高めるかもしれませんが 医学的には 酸化した油も薬も = 認知症ではありません

医学的に一番信頼度が高い予防法は、
コミュニケーションを大切に
いつも笑顔で!!眉間にしわを寄せ しかめっ面 チョットしたことでプンプン怒る方の周りには人は寄り付きません。    コミュニケーションの基本は いつも笑顔でいることです。   積極的に話しかけましょう。

趣味を持つ
好きな事 夢中になることをすると脳は活性化します。自身で喜びを得られる趣味を持ちましょう。カラオケでも園芸でも何でもいいんです。日頃作る料理でも 食べる人が喜ぶ姿を思い浮かべるだけで脳は活性化します。食べる側は 必ず美味しいね?もう少し味が濃いといいね?と、肯定してください。決して 不味いね!!と、否定を言ってはいけません!

運動を楽しむ
身体を動かすと 血流が増します。血流は脳にとっても非常に大切です。どんな運動でもいいんです。モモ上げ運動でも ウォーキングでも グランドゴルフでも。少しの汗をかきましょう。
要は続けられる運動です。また、運動で筋力の衰えを回避することで 転倒からの骨折 寝たきり老後は遠ざかります。

この三つが医学的に高い認知症回避です

それでも100%の回避は 難しいです。

誤解して欲しくないのは 酸化した古い油や質の悪い油も薬も服用しないで済めばそれに越したことはないからね。

認知症になってからアタフタせず 常日頃から認知症を回避できるよう生活環境を改めましょうね。

認知症にならない予防法は 1つの改善より2つ3つ4つ5つの改善でよりリスクを回避します!!

次回は もし家族が 認知症になったらどうするの??を リハビリの観点で述べてみます?

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