サルコペニア

こんにちはわ。野木整骨院 院長の沼部です。

痛みがでると 老化だから 体重が重いから その痛みはしょうがない! と、言われる方も多いのではないでしょう??

しかしちょっと待って!! 高齢者でも痛みと無縁でランニングしたり登山などの体力趣味を楽しむ方も多くいます。

関節が変形しても 趣味や運動を楽しむ高齢者も沢山います。

また、プロレスラーや相撲取りの方は 肥満が原因で痛みを発症することは少なく 怪我が痛みの誘因となる方がほとんです。

では 老化や肥満が痛みの原因と言うのは嘘??

まるっきり嘘と言う訳ではなく 脳機能の老化 細胞の老化も当然ありますよ。 皆さんご存知の 認知症は 認知機能の低下ですね。 動作機能が低下するのも脳機能の低下なので 私は運動機能の認知症と呼んでいます(笑)(笑) さて、じゃー老化や肥満による痛みは あるの?ないの?どっちなの?ってなりますよね。 出来るだけ分かりやすく説明していきますね。

医学専門用語に 『サルコペニア』と言う言葉があります。

聞きなれない言葉ですね。

サルコペニアとは、加齢や怪我・疾患により床につき長期休養からの、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。    または、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」を指します。 造語で、ギリシャ語で筋肉を表す「sarx (sarco:サルコ)」と喪失を表す「penia(ぺニア)」を合わせた言葉です。

(表1(サルコペニアの診断基準)参照)

サルコペニアの分類

サルコペニアは、加齢が原因で起こる「一次性サルコペニア」と加齢以外にも原因がある「二次性サルコペニア」とに分類されます。(表2(原因によるサルコペニアの分類)参照)

1、寝たきりの生活や活動性が低下することによって起こる廃用によるもの

2、癌や虚血性心不全、末期腎不全、内分泌疾患などの疾患によるもの

3、栄養の吸収不良、消化管疾患や薬の副作用による食欲不振、エネルギー・タンパク質の摂取不足によるもの

加齢以外にも、日常生活動作や疾患、栄養状態によっても起こりますので 当然、若い人にも起こります。また、痩せているかられないサルコペニアと言う訳でもありません。 宇宙飛行士が 帰還すると著しく筋力が落ちるって聞いたことがあるでしょう?? 栄

養面だけでなく 重力はありがたい環境であり負荷を掛ける運動も大切な事なんですよ。

痛みがあるから動かない 寝て居よう!なんて、愚の骨頂。 おっと、誤解しないでね。歯を食いしばって動け!と言う訳ではないですよ(笑)

下の画像は TMSジャパンの長谷川淳史氏よりお借りしました。 http://www.tms-japan.org/

重力・稼働の重要性が分かるでしょ?

肥ったサルコペニア

なにもサルコペニアは痩せた方だけではありません。

サルコペニア肥満と言って筋肉の質量が減り脂肪太りの方もそうです。プロレスラーや相撲取りのように大きく太っているのに力がない方は サルコペニア肥満となります。 ムリなダイエットをし 脂肪とともに筋量も落とし リバウンドするときには脂肪しか蓄積されない。 サルコペニア肥満の方を多く見受けます。無理なダイエットからのリバウンド本当に注意してくださいね。

サルコペニアのメカニズム

筋肉の量は筋タンパクの合成と分解が繰返し行われることによって維持されています。筋タンパクの合成に必要な因子の減少や、筋タンパクの分解が筋タンパクの合成を上回ったときにも筋肉量は減少します。 加齢によって、筋肉の増加に関係する性ホルモンの減少・筋肉を働かすために必要な細胞の死(アポトーシス)・ミトコンドリアの機能障害が生じることと、廃用・栄養不良・癌や糖尿病などの消耗性疾患による筋萎縮(カヘキシア)の要因が合わさってサルコペニアを発症します。また、脳からの指令を筋肉に伝える働きをする運動神経の損失や、コルチコステロイド・成長ホルモン(GH)・インスリン様成長因子1(IGF-1)・甲状腺機能異常・インスリン抵抗性など筋肉の増大に関係するホルモンの影響によってもサルコペニアは起こります。

各疾患に罹患することにより炎症性サイトカインが多くなって、筋タンパクの分解が進むことでもサルコペニアの発症につながると考えられています。

お年寄りで低身長で筋量も少なく 痛みを訴える栄養サルコペニアの方 本当に多いです。

脂肪太りの栄養サルコペニアの方も 痛みには無縁ではないです。

どのタイプのサルコペニアの方も しっかりたんぱく質を取って糖質を控えビタミンミネラルをしっかり摂取して 筋質量を上げる運動をしてみてください。 そのあなたの頑固な痛み 改善するかもしれません。

良く 運動してもダメだ!糖質制限はダメだ!タンパク質はダメだ!各種ビタミンミネラルはダメだ!と言う医療者を見るとサルコペニアを知らないのかな?と失笑してしまいます(笑)(笑) また、栄養因子のサルコペニアの方を整体で治すとか聞くと本当なのか??と驚きます(笑)(笑)

以上の事から 老齢による痛みは発症するのか?しないのか?は、

本来 人間は老齢による痛みとは 無縁なのだと思います。

しかし、少量しか口にできない高齢者の多くは痛みに支配される栄養不足であり加齢老化が無縁とも言い切れません。

また、高齢者は食による改善は難しく ホエイプロテインや各種サプリも必要だと感じています。

当然、脳機能 運動機能が衰える前に しっかりと運動も薦める必要があります。

なので 高齢による痛みは 変形=痛みでは決してなく 栄養不足や脳機能の低下によるものがほとんどでしょう

結論!細胞の老化は必ず起こりますから 本当であり嘘でもあるという事です(笑)(笑)

分かったような分からないような反応ですね(≧▽≦)

まぁーいずれにしても 食だけじゃなくネガティブ思考はやめ趣味やコミュニケーション運動を楽しんでくださいね❤❤

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