野木整骨院 院長の沼部です。
まだまだ 寒い日が続きますね。 寒いと腰痛が増す❗って 考える方も居るのでは❓❓ 寒さと腰痛は関係ありません❗からね。
もし関係あるなら 北国の方は 皆さん腰痛患者です(笑)。
さて、今回は 国民病とも言える腰痛。
痛みには 侵害受容性疼痛と慢性疼痛があります。 もっと分かりやすく言うと 急性痛と慢性痛。
治療家の先生方で骨盤のズレや骨格の歪みが大切と思われている方は
福島県立医科大学理事長兼学長の菊地臣一先生の本や読むなり動画を見るなり
すれば 「EBM」(根拠に基づく医療)と「NBM」(対話を重視する医療) の大切さがわかります。
一般の方は 痛みとは?の分かりやすい10分動画がありますので覗いてみて下さい.
痛み 嫌ですよね❗ 私も 大っっっ嫌いです(≧▽≦) 急性の痛みは 身体を護る信号でもあり 痛み止の薬は良く効く場合もあります。
しかし 長くその痛みに脳が支配されると【痛みに支配された脳】の慢性痛になります。そうなると 痛み止はまったく効きません。
昨今 慢性的な痛みの患者さんに 抗鬱剤や安定剤が処方され腰痛に精神薬が効くのは この理由です。
詳しくは 痛みの新常識 のページをクリックしてください。
精神薬投与を肯定するわけではありません(笑)
しかし、どこかに私の腰痛を治してくれるゴッドハンドがいる❗ と、信じて医療難民になるかたも多いのでは❓❓
78歳のおじいちゃんが、きました。 レントゲン MRI 診断で変形 狭窄がある❗と、言われました。
頭の中は 変形狭窄 → 痛みの原因 → 不治の病の思考が刷り込まれました。
痛みは ドンドンまし 脚にも痛みと痺れが出て 寝込みます。
ある日 一人息子が『オヤジ!この新製品のコンドロイチンのサプリメント高いけど軟骨に凄く良いらしいよ❗』 おじいちゃんは、飲んでみました。
『あれっ?痛みが和らぐ?』飲み続けました。
1か月後には 普通の生活に戻りました。
コンドロイチンって効くのか❗❗って 話ではありません(笑)
不治の病 → 新薬 → 効果大
このような思考が脳機能を高め痛みが改善したのかも知れませんね。
思考や環境の改善は 大切だよ❗って、お話です?
軽いマッサージ刺激しか与えていないのに 腰痛が増したと訴える患者さんが来られたことありませんか??
このおじいちゃんの性格は 気になる物事が頭から離れない!いつまでもグダグダ!布団の中に入っても自分の痛みを考える!この様な神経質な思考でした。
この様な、痛みに支配されている患者さんいませんか??
一般の方で 腰痛の自分で出来る対処は?って方は ぎっくり腰・腰痛のページをクリックし認知行動療法をお読みください。
医学的効能が否定され発売が 禁止される国もあるコンドロイチンを まるっきり否定するわけでも 骨格の矯正をするな!と述べているわけでもありません。 私も矯正は好きだしね(笑)
エビデンスをバカにして EBMとNBMを否定される医療者も多いけど エビデンスが絶対!申しているわけでもありません。 エビデンスって 患者さんにとっての選択権!でなければならない! 私は思っています。
赤旗兆候は??
原因が明確だからレントゲン等で異常ないからと 安心などせず経過観察が非常に重要になります。 一応 私が気を付ける腰痛での赤旗兆候は、
1、癌の既往歴がある。
2、何もしないのに体重減。
3、1か月以上続く痛み 増強する痛み
4、安静位でも痛む(関節由来なら動作痛のみ)。
5、夜間痛著しく良姿位確保ができない。
6、50歳以上 等です。
ただの腰痛だからと安易な判断などなさいませんように。
腰痛に限らず すべての痛みに屈しないでください。