院内新聞 若年性認知症②

【アルツハイマー型認知症】②

私が一番なりたくない病気です。なぜって 認知症になると 家族の誰かもわからない ご飯食べた事さえもわからない 自分の名前さえもわからない 自分が病気さえもわからないから!家族 周りに煙たがれ迷惑をかけていることもわからない。まだ 癌は 考え前向きな選択ができる!でも 認知症は それさえも許されないんですよ!!

アルツハイマー型認知症は若年層から蝕まれていることは 前号でお話ししましたね。少し掘り下げて

アルツハイマー型認知症をお話ししていきますね。

 

アルツハイマー型認知症は どの様に進行するの?

食べたことも忘れるたり徘徊にはじまり 徐々に自立した生活も困難になり 最終的には死に至ります。

初期には 家族に物を取られたと妄想や作り話で周りを混乱させます。

中期には 自立生活は困難になり歯磨き・着替えも介助なしでは困難となります。鏡に話しかける すぐに怒る 衝動的に暴力をふるう 大声を出す できない事 分からないことが急激に増えます。

後期には 大脳皮質の広い範囲で委縮が観察でき 運動機能にも影響がではじめ 記憶・認知も著しく低下します。弄便(ろうべん)と言って 便をいじったり壁に擦り付けたり口に運んだりします。長年連れ添った伴侶や子供の顔もわからなくなり失禁も多くなります。また 異食と言って タバコやビニールを食べたりもします。

終末期には 運動機能は消失し 寝たきりになります。言語によるコミュニケーションはできなくなり話しかけても反応はなく表情もなくなり 嚥下障害(飲み込む力の低下)により食べ物を受け付けなくなり 免疫機能も低下し 肺炎などの合併症も起こしやすくなります。生命維持に不可欠な脳の部分が破壊され死に至ります。

皆さんは 一番知りたいのが 治療薬 治療法はあるの??ですよね?

残念ながら 治療薬も医学的な治療法もありません。

認知症の進行を遅らせる薬を処方されても 医学的根拠がないのが現実です。

でも、ご安心ください。

ダイアン研究を牽引するワシントン大学。アメリカで始まったこの研究は、 2012 年に目に見える成果を上げ、世界中の研究者の注目を集めました。2016 年 には 認知症のDIAN 研究が東京大学付属病院でも発足しました。

もう怖くない!!認知症!!

次号は ダイアン研究とは?アルツハイマー型認知症のメカニズムを詳しく書いてみますね。

お楽しみに?

 

参考文献 認知症にならない最強の食事

著者 : 浜崎貴司 

 

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