五十肩 四十肩 肩の疾患

肩が痛くて上がらない!
寝てると痛みで目が覚める!


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*ご注意ください。
当院は整骨院です。レントゲンは撮れません。
添付してある画像は全て37年勤務のの整形外科・クリニックで集めた症例画像です。

五十肩・四十肩 良く聞く言葉ですね。
しかし、四十肩や五十肩ってどの様な様態を指すのでしょう??
年齢ですか?
腕の上がりが悪い状態ですか?
動かすと痛む状態ですか?

どの様な状態だと 四十肩 五十肩って呼ぶのでしょう?

西洋医学では 四十肩や五十肩とは呼びません。
肩関節周囲炎と呼びます。
四十歳や五十歳の年齢の方に同様の症状が見られるのでそう呼ばれているのかもしれませんね。

整形外科の医学用語では 肩関節周囲炎とカルテ上の記載となります。肩関節を取り巻くいろいろな組織が何らかの問題を生じ、肩の痛み、運動障害や可動域の制限などを起こした状態をいいます。

また関節拘縮(かんせつこうしゅく)と言って、肩の痛みと合わせて関節の動きが完全にロックされ 肩の動きが極端に制限される(腕が上がらなくなってしまう)と凍結肩ともフローズンショルダーと呼ばれます。
良く治療家が流す 肩の上りが悪い動画 あれは上りが悪いだけで凍結肩とは違いますから 混同されませんように。
肩の上りを改善する動画は 治療家なら誰にでもできる芸当です。
凍結肩は 一度で元通り上がるようにするのは どの様なゴッドハンドの先生でも無理です。

凍結性の関節周囲炎は 炎症期に悪化させない事!理にかなった反復的なリハビリが大切です。

また、ひとくちに肩の痛みと言っても様々な様態が御座いますので 肩の痛みはここが原因です!の安直な説明には ご注意ください。

野木整骨院における 四十肩や五十肩の関節周囲炎の治療は?

炎症期 静止期 消退期の判別 拘縮状態の程度から入ります。この判別を間違うと悪化させてしまったり治癒を遅らせたりします。
また 現在どのようなときに一番疼痛が増すのか?日常生活での不具合を早期に改善していきます。
肩関節に由来する筋肉を緩めるのは勿論ですが 関連する関節をリーディング整体で調整していますし栄養的な指導をする場合も御座います。

医療過誤からの医療難民にならないよう 四十肩や五十肩以外の 肩の疾患をいくつか記載しておきます。 

・腱板断裂

肩を支える重要な腱が 外傷や加齢に伴い自然に切れてしまいます。外傷性の場合 痛みを伴いますが 加齢による断裂は 日常生活でズボンがあげづらいとか モノを持ち上げようとして「歳のせいで力が弱くなったのだろう」という程度にとらえられがちです。

物を運んだり、腕を上げたり 腕を空中に保持したりするのも肩の腱板の力です。
加齢からの自然断裂は 40代から少しずつみられ、50代、60代、70代と増えて、80代では半分くらいの方の腱が切れていると言われています。完全に切れる方 部分に切れている方 複数切れている方と様々です。肩専門の整形外科でレントゲンやMRIで調べるとわかりますが、手術をするかどうかは検査の結果ではなく、整形外科医は患者さんの実際に生活に困る度合いで決めます。

腱板断裂=手術 ではありませんから まずは 信頼のおける手技療法家のもとでしっかりとした説明&リハビリをして 最後の最後に選択でも遅くはありません。
安易に 四十肩 五十肩の用語が蔓延していますが この様な様態もある事忘れてはいけません。

野木整骨院での腱板断裂の治療は?
原因がはっきりとわかる場合は 保険適用になります。
施術内容は 基本的には保存療法と言って痛みを観察し行きます。炎症期が止まったら 損傷を受けた部位を補助する筋肉のアップを計って改善していきます。 
場合により リーディング整体で劇的に変わる方もいらっしゃいます。
症状に合わせながらの リハビリと経過観察になりますが 日常生活で問題が大きいとなれば腱板再生術しか方法はありません。
しかし、再生術の予後はあまり良くない事実はありますし 先に述べたように整形外科医もイコールでは考えておりません。オペは 現在の疼痛状態と術後の状態との天秤にはなると思います。

四十肩や五十肩と自己判断などされず最初の検査だけでも病院でされておくといいかもしれません。
当院は 手術回避なるようしっかりと整体し説明しながら治療していきます。


・石灰沈着

40 ~ 60歳の女性で全体の80%を占め 2/3は右肩とされています。
急性期の痛みは肩関節疾患の中で最も強い疼痛であり多くの人が夜間痛著しく睡眠の障害となります。
痛みも比較的限局しているので圧痛点の触知は容易に行なえ判断しやすいです。。
レントゲンに写る石灰沈着もあれば 映し出される角度で描写されにくい石灰沈着もあります。
レントゲンに異常がなくても 余り激痛が続くようなら病院でCT MRIで検査すれば直ぐにわかります。


この肩や他の関節部に付着し激痛を伴う石灰分は 専門用語で BCP 塩基性リン酸カルシウム(basic calcium phosphates)と呼びます。
肩関節においては、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋のあらゆる部位に発生するが、理論上大きな負荷のかかる部分に多く発生し易いので棘上筋が最も多く臨床でも出現し易い。理論上は負荷の掛かる箇所であればBCPは発現する為、アキレス腱部にも症例的には肩の次に多く 稀に肘にも付着します。

腱板内に介在している限りは、どんなに大きなBCPでも鈍痛的違和感を訴える程度だが、逆にどんなに小さなBCPでも滑液包に少しでも触れると滑液包炎になり激しい疼痛を訴えます。

様々な文献でも、退行性変化によるblood flow volume(血流量)の減少が大きく影響していると云われているが、はっきりとした解明はされていない。
血流量の減少による発症メカニズムを簡単に説明すると、

肩板 → 血行障害 → 退行性変化 → 石灰化(石灰沈着)→ 腱炎肩峰下滑液包炎 → 癒着性滑液包炎 → 癒着性関節包炎

となる。もう少し詳しく説明すると、肩腱板(特に棘上筋)は張力を受けやすく血流も乏血で構造上も脆弱部とされる。上肢挙上で腱板の脆弱部は肩峰・烏口肩峰靱帯上腕骨頭の間で圧迫 絞扼され、その箇所に反復的動作で微小外傷が発生することで腱板に変性が生じ、腱板変性過程の初期に腱板の膠原線維に腫脹と浮腫が起きる。腫脹・浮腫が起きた箇所は血液供給不足のため膠原線維に萎縮、細胞成分の減少が生じ変性が進行する。組織の変性により細胞のCO2産生が停止し、酸‐塩基平衡が崩れてアルカリ性となり、正常な状態では溶解されるべきCa塩が沈着する。以上が仮説ではあるが、1番有力な石灰沈着の発生機序ではないかと思われる。と言うのが 現行での医療的見解です。

野木整骨院での石灰沈着の治療は?
石灰沈着は 急性期には肩関節疾患で一番の痛みをともないます。この炎症期の激痛を手技等で緩和することはできません。痛みを和らげる即効性は ステロイド注射です。また、この痛みをともなう石灰は軟性の物質なので 高度な技術のある整形外科医は 注射器で吸い取ることが可能です。ただ、かなりの痛みをともないます。

リハビリ的には 近年注目を集めているのが 体外衝撃波疼痛治療装置 圧力波治療による除去消失で好成績を出しています。

当院では 超音波機器によるコロイド作用 音圧作用 直進流う作用により消失を計っています。 
照射後 安静位で三角巾等で固定します。

急性の激痛期には ステロイド ブロック等による消炎作用の方が効果が高く良いのですが 石灰化が消えることはありませんので ステロイド処置後はリハビリ機器で消失を計るのが 患者様に取っては一番いい治療プログラムになると考察しています。

症例1.54歳女性 右肩に激痛 夜間痛著しく安眠できない。3回目の照射から痛みが引き出し 6回目の照射で日常生活レベルでの不備はなくなる。写真のように完全に消失するまでに20回の照射。

症例2 58歳女性 右肩に激痛 夜間痛疼痛あるも初回照射で 安眠 しかし寝返り時は激痛。5回目の照射で日常生活レベルでの疼痛はなくなる。計15回照射。

症例3 60歳女性 左肩 広範囲にわたる大変大きな石灰沈着です。しかし、疼痛あるも症例1症例2よりも疼痛レベルは低い。疼痛は早期にとれるも 鈍痛消失は20回照射。本人の強い希望もあり50回の施行。 様々な形状の石灰沈着があります。また、質性も 柔らかかったり硬かったりと様々です。粘着性の高い石灰沈着なら 超音波治療 体外衝撃波疼痛治療装置 圧力波治療での消失は可能ですが 変性 硬化性の高いカルシウム成分だと消去するには外科的手法しか方法がありません。変性するともいわれていますので できるだけ早く照射した方が効果は高いですし 早期に超音波照射するだけの価値はあります。 当院では 1回500円で施行しています。詳しくは お電話ください。 また、医療者で 石灰沈着に超音波を照射してみたい方は 最初は弱めの質力で15分を目安に。

・骨髄骨膜炎

初期の単純XP画像では異常を確認できず 発見が遅れると重大な後遺症を招きかねません。
整形外科で レントゲンに異常が観察されなかったからと 安心せず 発熱、不機嫌、食欲不振、全身倦怠などの全身症状や、局所の痛み、腫れ、熱感、発赤など 症状が引かない 明らかに悪化している。と 異常を感じたら怪我した原因があるなしに係わらず 迷わず再診orセカンドオピニオンへ。
急性化膿性骨髄炎は、小児に多く、大たい骨 けい骨 上腕骨などの部位にも起こりますが、その理由として、骨が成長するために血流が豊富であることや、その患部に細菌がとどまりやすい構造になっていることなどが考えられています。

経過観察が 重要となりますので お母さま方はお子様の様態に充分注意してあげてください。


・野木整骨院での骨髄炎の治療は?
稀な症例ですが 明らかな病変になりますので大きな病院への転院となります。
早期なら抗生物質の投与で済みますが オペになることもありますので オペしてくださるドクターを信じて施行してください。

また、レントゲン上異常がなかった!と 来院される患者様もいらっしゃいます。充分な経過観察をし手遅れにならないよう細心の注意を払っています。

肩の痛み = 四十肩・五十肩で考える整体治療家の先生方も多いです。
疾患だけでも 様々な様態が御座います。医療過誤からの医療難民にならないよう注意してください。


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※ご注意 当院は整骨院ですのでレントゲンは撮れません。各症例の添付写真は 37年勤めた整形外科・クリニックで集めた症例の極一部です。当院では、信頼のおける整形外科医の診察を仰ぐ 自費整体をしています。